2020年度一般社団法人岩見沢青年会議所

理事長指針 理事長 小熊 圭

「はじめに」

 今日まで「明かる豊かな社会」の実現を目指し63年間という長きにわたり、「英知と勇気と情熱」をもって青年会議所運動を展開し、一般社団法人岩見沢青年会議所の歴史を築いてくださった先輩諸兄の皆様に改めて敬意を表すとともに、日頃より我々の運動に対して多大なご理解とご協力をいただいております、岩見沢市をはじめとする各関係諸団体の皆様に深く感謝を申し上げます。

64年目を迎える今年度も、一歩でも「明るい豊かな社会」の実現に近づけるよう、青年会議所の三信条である「奉仕・修練・友情」のもとまちづくりへの情熱という火を絶やさぬよう、故郷である岩見沢のためにより一層まちづくり活動に邁進してまいります。

 また、2016年度の創立60周年記念式典の場で掲げた、創始の理念を引き継ぎ未来へ向けてさらに力強い青年会議所運動を継承していく、今後5年間の一般社団法人岩見沢青年会議所の運動の方向性を示す中期ビジョン「~人巡るまち、いわみざわの創造~」の4年目として、今まで構築した関係を大切にしさらにさらに力強い運動へとつなげるためにも、メンバーとともに「一笑懸命」心を一つにし、どんな困難にもたちむかい、挑戦する気持ちを忘れずに、私たち青年に課せられた使命に挑んでまいります。

 

「過去から未来へ、創立65周年に向けて」

一般社団法人岩見沢青年会議所は63年間という長きにわたり、創始の想いを脈々と引継ぎ、故郷である岩見沢を少しでもより良くしたいと思い、努力を惜しまず自己を磨き、先輩諸兄が汗や涙を流し青年会議所運動を展開してこられた礎があります。今こうして一般社団法人岩見沢青年会議所が64年目を迎えることができたのも、先輩諸兄が築き上げた歴史、そして共にこのまちをつくりあげてこられた市民のみなさまのおかげだと、あらためて感じ敬意と感謝を申し上げます。

2021年度一般社団法人岩見沢青年会議所は、来年創立65周年を迎えます。先輩諸兄から脈々と受け継がれてきた郷土への想いを、私たちは引き継ぎそして次代へと伝える者として、5年先、10年先を見据えた未来へのビジョンを思い描き、まちづくりの灯で地域を照らし続けてまいります。

 

「未来へ向けた新たな組織へ」

時代は、昭和から平成へ、平成から令和へと移り変わり、時代の変化とともにまちや人々の価値観は大きく変わりました。多い時には100名以上の人数で活動していた岩見沢青年会議所も、今では会員数も減少し25名前後で活動を続けております。会員減少のせいなのか、メンバーそれぞれがなかなか思うような活動をここ数年、できていないのではないかと感じる時もあります。もし事業やその他の活動を見直すことで組織の運営をスムーズに行うことができるのであれば、しっかりとメンバー同士で議論をかさね、変えられるものは変え、中には整理していくことも必要ではないかと思っております。柔軟性をもって、時代に即した組織を構築していき、まちの発展のために地域に根ざした運動を展開していくことで、地域になくてはならない団体となり、会員拡大にもつながると考えます。そのためにも、私たち一般社団法人岩見沢青年会議所は、持続可能な組織へと歩んでいけるよう進化し続ける必要があります。

 

「地域の発展のため若者が集まる学び舎として」

 近年、青年会議所は全国的にも会員数は減少を続け、中には会員拡大に成功している青年会議所もありますが、存続が危ぶまれる青年会議所や、やむなく解散してしまう青年会議所も少なからず見受けられます。私たち青年会議所は、二十歳から四十歳までしか活動ができません。毎年新たな仲間が入会し、四十歳を迎え卒業していく仲間がいます。この入会と卒業という循環があるからこそ青年会議所は、新たな風をとりいれ時代に即した運動を展開していくことのできる、地域に求められる団体だと思っております。少しでも「明るい豊かな社会」の実現に近づくため、私たちの運動を通して市民の皆様はもとより地域の若者に共感をいただき、一人でも多くの志を同じくする新たな仲間を迎えるためにも、会員拡大に力を入れて取り組んでいきます。そのためにも、まずはメンバー一人ひとりが青年会議所の意義をしっかりと考え、会員拡大の必要性を十分に理解することが重要であると考えます。そのうえで何故会員が増えないのかといった原因を考え、しっかりと会員拡大に対しての戦略をもち、地域の若者との交流や関わりを通じて青年会議所の意義を伝えていくことが必要だと考えます。多くの新たな仲間が加わることで、青年会議所の活動がより活発になり、新たな考えや価値観にふれ、自分の視野を広げるとともに多くの学びを得ることができ個々の成長へとつながります。それぞれが成長し、地域や会社に戻りリーダーシップを発揮することで、社会貢献となりまちの発展へつながると私は思っております。今年度一般社団法人岩見沢青年会議所は、メンバー一丸となり新たな仲間を求めて拡大活動を行ってまいります。

 

「岩見沢アイデンティティの醸成」

 岩見沢は高度経済成長期に、近隣炭鉱と港湾都市を結ぶ石炭輸送の一大拠点となり、鉄道のまちとして発展してきました。これが昨年文化庁に「日本遺産」として認定された、近代北海道を築くこととなった産業遺産の物語「炭鉄港」であります。空知の炭鉱、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾を鉄道が結び、その鉄道のハブ的役割を担っていたのが岩見沢であります。もっと細かく紐解けば、何故こういった歴史を歩んだのか、他には何処のまちとのつながりがあったのかなど、広く奥深い歴史や文化が存在します。私は恥ずかしながら、岩見沢青年会議所に入会し活動を通してこれら岩見沢の素晴らしい歴史や文化を知りました。幼い時から知っている人や、私のように大人になってから知った人、いろいろいるとは思いますが果たしてどれだけの人が岩見沢の歴史や文化などしっかりと認識し、後世に伝えていけるのでしょうか。いつの時代もまちを創るのは人であり、まちづくりの根幹は人づくりであると思っております。

 そのためにも私たち一般社団法人岩見沢青年会議所は、ふるさと岩見沢のために、行動できる市民を少しでも増やしその環を拡げることで、郷土愛をもった市民の醸成につなげてまいります。また、今の子供たちが大人になった時、しっかりと郷土愛をもった大人になれるようまずは我々大人が郷土愛をもち、そして子供たちにまちの歴史や文化、今あるまちの価値を伝えていくことが、岩見沢のアイデンティティの確立なると確信しております。

 

「むすびに」

 私は2009年度ご縁があり、一般社団法人岩見沢青年会議所に入会させていただきました。昨年までの11年間、卒業していった先輩や志半ばに辞めていってしまった仲間、今も青年会議所で共に汗水流し活動している仲間、そして青年会議所運動を通じて多くの人たちとの出会いがありました。多くの人との出会いは私にとって人とのつながりをもたらすだけではなく、多くの学びや刺激を与え、自己の成長へとつなげてくれているのだと思っております。また故郷岩見沢の発展のために、知恵を絞り多くの時間を使い議論をかさね、力を合わせてどんな困難も乗り越え頑張っている人達の姿をみているうちに、忘れていた郷土愛を思い出させてくれました。こんな素晴らしい青年会議所で今もこうして活動を続けていられるのも、先輩や仲間、そして青年会議所へ送り出してくれている会社や家族のおかげだと、今あらためて感じているのと同時に感謝の気持ちしかありません。

 青年会議所という組織は「明るい豊かな社会」の実現にむけ、メンバー一人ひとりが未来へのビジョンを思い描き、失敗を恐れずどんな困難にも挑戦する、なくてはならない組織だと思っております。2020年度一般社団法人岩見沢青年会議所は、メンバー同士が手をとりあい感謝の気持ちを忘れずに、全力で活動してまいります。