2009年度(社)岩見沢青年会議所

理事長 平 野 義 文

~サクセス〈自分の生きるための道標〉を思い描こう~
私は、そこに向かって邁進するということは、自分の「幸せの価値」を明確に定義づけることにつながると信じる。

《幸せとはサクセスを描くこと》
「幸せの価値は・・・」~みんな違ってみんないい~
昨年度の(社)岩見沢青年会議所の大きなテーマでした。ここであらためて私にとっての「幸せ」とは何だろうと考えます。それぞれが様々なスケール、階層の中でのサクセスを思い描き、そこに向かって邁進することができる。それは最高の幸せの形なのではないかと思うのです。「家族と笑顔で過ごすことができる。」「会社を勢いよく導くことができる。」「多くの友人、同志に恵まれる。」etc.、それぞれのサクセスを思い描くことができれば、そこに向かう中でこだわりが生まれます。簡単にはぶれない強い心が生まれます。何より一歩一歩前進する喜びに満ちあふれます。この「思い描くこと」が今の我々に最も必要なことだと思うのです。私たちは、その道標を思い描く事により必然と生まれる、真っ直ぐに芯の通ったこだわりある行動を積み重ねていきます。

《すべての活動の礎として》
この(社)岩見沢青年会議所が、地域に対する深い想いを持つ志高き組織であり続けるためには内部の力強い結束が礎となります。風通しが良く、互いに切磋琢磨しあえる環境。何事もやるときはやる。私はこの本気の行動を通してしか得られない達成感や楽しさを仲間と共有していく事こそがJC活動の神髄だと思っています。その根幹にあたる、会員各々のモチベーションを高める事に力を注ぎ、熱き想いを持つ一人ひとりの集合体となるよう、メリハリある本気の行動を通し、これまで引き継がれてきた組織の力を更に高めてまいります。
また、脈々と受け継がれてきた半世紀の流れの一頁として、未来を担うJAYCEEの育成も重要な課題です。それぞれが未来に希望を持って羽ばたけるよう、しっかりとした道筋を灯す事が必要であり、そのアクションこそが、この会の今を確固たる組織力溢れる集合体=熱き想いを地域に発信できる私達であり続ける事につながると信じます。

《力強い岩見沢経済確立に向けて》
どんなに崇高な思いがあっても、自分達の企業の足下が不安定ならば、地域貢献など二の次になってしまうかもしれません。逆に言えば、岩見沢の企業が元気であれば、この地域にはもっとキラキラとした快活な空気が充満すると信じます。その為に、まずは地元企業のビジネススキルを上げる事が急務です。いよいよ情報化社会が確立し、グローバルな出来事が自分達のような地方の中小零細企業にまで直接的影響を及ぼす様になった時代。ダーウィンの進化論を借りれば、「強いものが生き残るのではなく、環境に適応したものが生き残る。」そんな言葉の通り、この時代、この場所において出来る最善を探求してまいります。地域全体のために、決して自分達だけの一人勝ちではなく、互いのビジネススキルを上げる事が地域全体の強さとなり、地域全体の底上げを目指して繋がる事は、この地域のブランドネーム〈岩見沢ブランド〉が確立していく事だと考えます。地域の一人ひとりがこのまちのブランドを高める担い手となり、夢と希望が満ちる岩見沢で一生を暮らすビジョンを持つことができる。そんな力強い岩見沢を目指します。

《岩見沢の子ども達のために》
今の子ども達の成長に一番足りない事は何でしょうか?私は大人が示す正しい行動だと考えています。今の社会には、狭義のエゴを律し、広義の意識を持ってまわりを思いやる気持ちが足りないのではないかと感じて仕方ないのです。
「知行合一」ここに来て良く耳にするようになった言葉の一つです。いくら知識として知っていても、行動しないということは知らない事と同じ事である。そういう自戒の意と認識しています。今、我々大人はこの事に本気で気づくべきではないでしょうか?本音と建て前の中で、狡い言い訳ばかりを自分自身にしてはいないでしょうか。ただ人を批判したり憤りを感じたりしてはいないでしょうか。その前にもう一度自分の襟を正すことが必要だと思うのです。今、変わらなければならないのは世間です。その世間を形成しているのは自分を含めた我々一人ひとりなのです。とは言え、ともすれば建前がまかり通る日常の中でそれを実現するのは容易な事ではありません。我々大人達は自らの襟を正した行動を、子ども達と接する中で真摯に共に学んでいきたいと思います。
自分の正しい行動を当たり前として身につけた時、そのあなたの背中を見て育つ子ども達は、きっとそれ以上に素晴らしい岩見沢の未来をつくる子ども達となるはずです。正しい行動を子ども達と共に学び、素敵な“いわみざわ人”溢れるまちにしていきましょう。

《このまちの未来をつくる》
このまちは基幹産業としての農業と、鉱脈を持たないながらも交通の拠点という立地的利点ゆえ、近隣採炭地への商業中継地として、そして、人々の心の癒しの場として発展してきましました。ここで考えうる今現在の岩見沢の魅力、特徴とは何なのでしょうか。私はそこにもっと市民が共有することのできる明確な答えを探してみたいと思うのです。
そのために、このまちの歴史を紐解き、心を知ることから始めます。私はこの岩見沢に住んでいながら、このまちの生い立ちを良く知りません。あなたはどこまで知っていますか?北海道開拓に思いを馳せ、海を渡った人々の苦悩と喜びを想像したことがありますか?わずか125年前の出来事です。我々はもっと岩見沢の開拓から現在までのバックボーンを知っているべきです。過去からの史実を正確に受け止め、冷静に分析する事で今後の光り輝く岩見沢を思い描いていくのです。「故きを温ねて新しきを知る。」そこで描かれた未来像には、きっと説得力溢れる岩見沢市民共通のアイデンティティが生み出されます。もっとこのふるさとに夢と希望を描くことができる。それにより岩見沢市民全員が自らの手で、このまちの明るい未来をつくる担い手となれると信じます。

《ALL岩見沢の実現に向けて》
このまちの人々が活きいきと生活し、明るく未来の夢を育めるよう、様々な「活」を高めるために我々は動きます。そのための一つの方法として、市民一人ひとり、様々な団体、組織が各々に思い描く岩見沢への想いを集め、ひとつの方向性を持った“ALL岩見沢”と言うべき流れをつくっていく事が必要だと考えます。夢を増幅する、そしてあらゆる事に相乗効果を期待できる横のつながりの実現を目指し、地域の若者としての志を高く持ち、時に岩見沢市民の牽引役となり、時に連結役として、また縁の下の力持ちとなって力強く動きます。
自分達がふるさと岩見沢のまちづくりに関われる、楽しめる事に感謝します。我々はそんなまちづくり人としての心意気を最大限に表現していきたいと思っています。我々が行動をもって背中で語り、このまちの機運が高まるムーブメントを興していくのです。
一人ひとりがまちの中で行動力を発揮できる一線級のプレイヤーであることを目指して。

《岩見沢JC変革へ向けて》
今後、我々会員各々の企業経営も、体感として「厳しい」と感じる比率が増えてくるのではないかと思います。そのような状況下、今のJC活動が負担になってはいないでしょうか。とは言え、JC活動の本質となる柱には絶対に曲げてはならない部分があると信じます。脈々と流れるJCの伝統の中で、頑なに残していくもの、時代と共に変えていくべきもの、そういった分別をしっかりと検証し、今後の方向性を定めて行くことは、我々が自分達のために、そして次世代のためにやらなければならない事だと考えます。JCがより良い組織となるために、変化する事を恐れ、今までの前例、風習の枠にとらわれてはならないと信じます。社会に対する変革の能動者であるが故に、まずは自分達のやり方を変えていこう。そして今、何をしていくべきなのかを考えていきます。ただし厳格なる定規を持って。

《岩見沢JCとしての決意》
私はJCが好きです。今の自分がいるのも、このJC活動の中で様々な勉強をさせていただいたからに他なりません。特徴ある単年度制の構造も大きな魅力に映ります。自身に直接的なメリットを享受しないボランティア的活動に持続能力は僅かですが、瞬間的には大きな力を発揮します。我々の単年度制という特性は、この瞬発力を活かすには理想的な環境だと思うのです。それぞれがそれぞれの立場で高い志を持ち、自分達の瞬間最大風速を最大限に引き出し、今出来うることを最高のパフォーマンスで担うことができる。また、その一つひとつにこだわりを持つことで「まちのため!誰かのために!」と思ってやった事が自分のためになり、逆に「自分のために!」と思ってやった事が誰かのため、まちのためになる。それが我々のJC活動にとっての大切な要素だと思うのです。だからこそ、全ての活動の中で、それぞれのサクセスを思い描き、モチベーションを高め、今できうる事に最大限の能力をつぎ込もう。青年会議所という大きな大義名分を背負って活動していく中で、熱くなれない事は大きな損失だと感じます。我々はアスリートの如く、燃えるような情熱とこだわりを持って前に突き進む事をここに誓います。

《最後に》
我が(社)岩見沢青年会議所は2009年度で創立53年目を迎えます。私は、この組織の事を、行動力、発想力、ネットワーク、見識と熱い想い。それらをバランス良く備えた世代の集まりであると自負しています。私たちはこの特徴を活かし、この岩見沢に何ができるのか、未来のために何をすべきなのかを真剣に考え、様々な活動を展開してまいります。今担うべき我々の使命は、自分達がしっかりと理想像を思い描き、自信と誇りをもって信じた道を邁進する事だと思うのです。
そう、私たちは心を一つにし、行動を通した背中で語るのです。
ただ、背中で語るには誠実な心と真実を曲げない芯の強さが必要です。人の心を動かすには、熱い想いが必要です。我々にはそれがあると信じます。そして私自身、歴史ある岩見沢青年会議所の一項を担う身として、こだわりをもった背中で熱く表現していく事を誓います。
時代と地域をリードする心意気、青年としての志をもって。

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